私は仕事柄、アジア諸国へはたびたび出かけます。初めに私の興味を引いたのは、「ビール」ではなく「コーラ」でした。場所はベトナム。普通、どこの国へ行ってもコーラといえば「コカ・コーラ」と「ペプシ・コーラ」くらいしかありません。しかし、当時のベトナムは、アメリカからの経済封鎖を受けていたので、「コカ・コーラ」や「ペプシ・コーラ」の現地工場がないために、国産やロシアとの合弁企業による数多くのコーラの種類がありました。それがおもしろくて、いろいろな種類のものを片っ端から飲んでみました。
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| <ベトナムで売られているコーラの数々> |
でも、他の国には国産のコーラはありません。それだからでしょうか、興味の対象は「ビール」に移ってしまいました。ビールは、必ずといっていいほどその国独特の国産ビールの銘柄があります。日本みたいに種類の多い国は少ないですが、ベトナムも負けてはいません。そう、ビールの種類のおもしろさを発見したのもベトナムでした。普通の観光客の人は気付かないと思いますが、各省(日本でいう県にあたる)には、その省の工場で造っている地ビールがあります。外国人観光客がレストランで「ビール」と注文しも、そんなものは出てきません。雑貨屋へ行くのです。店内の棚には小瓶の地ビールが並んでいます。その土地土地でそれを探し出すのが何だかおもしろくて・・・。それから中国もすごいですよ。地ビールの種類の多さではおそらく世界一でしょう。省ごとどころではなく、おもな都市ごとに地ビールがありますから。
そんな経緯があって、いつ頃からか、地ビールやその国の国産銘柄を探しては飲むようになりました。そうそう、ビールの飲み方・飲む場所などの環境によって味が変わることに気付いたのも、アジア(海外)でした。30度を超す猛暑の中、タイ・バンコクの道路わきに出ている屋台で、汗をかきかき冷えていない「シンハ・ビール」に氷を入れて飲むと結構いけるのですが、それを日本に買って帰り、冷房の効いた部屋でたっぷりと冷えた「シンハ」を飲むとどうもしっくりこないのは私だけではないと思います。
当サイトにおいて各ビールの味の評価をしているのは私です。料理でもそうですが、その人の好みによって評価が大きく変わることがあります。ですので、サイト中の評価はあくまで個人的なもので、正確な評価は皆様自身で確かめていただくよりほかありません。それから先ほど申しましたように、飲む環境によっても評価は大きく変わるはずです。ちなみに、私の舌は、日本の「キリン・ラガービール」が基準になっています。これが結構厄介で、キリンの「ラガー」はかなり苦いほうなので、他のビールの苦さが物足りなくなってしまう傾向があります。あっ、それから、私の一番好きな国産銘柄は「キリン・一番搾り」、海外ものではタイの「クロスター」です。ご参考までに。
ビールの本場といえばヨーロッパですが、皆さんも、旅先でアジアの現地ブランド・ビールを見つけて試してみてはいかがでしょうか?旅のおもしろさの一つの要素になるはずです。ただし、味はやっぱり日本のものの方が洗練されていていいです。中国のビールなんて、まずくて飲めない???ですよ、本当に(笑)。 |