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{亜細亜ビール物語}

【カンボジアのビール事情】



 以前はカンボジア国産のビールといえば、カンブルー社の「アンコール・ビール」「アンコール・ビール・スタウト」「バイヨン・ビール」の3種類であったが、国が落ち着きを取り戻すにつれて徐々に種類が増えてきたようだ。2003年2月の時点で、上記のほかにカンブルー社の「ブラック・パンサー」「クラン・ビール」「スター・ビール」、カンボジア・ブルワリー社の「ゴールド・クラウン・ビール」が確認できた。その他、カンボジア・ブルワリー社の「タイガー・ラガー・ビール」を初めとした数種類の外国メーカーとのライセンス生産品がある。また、西洋人に人気No.1の「ハイネケン・ラガー・ビール」も製造元が記載されていないが、現地でのライセンス生産の可能性がある。
 外国からの輸入製品としては、タイの経済圏であるので当然タイの「シンハ・ビール」「リオー」「ビア・チャーン」があり、ラオスの「ビアラオ」、フィリピンの「サンミゲル」、デンマークの「セレス」、オーストラリアの「フォスター」、韓国の「カス」なども入ってきている。アメリカの「バドワイザー」もあるが、あまり見かけない。一方、タイに進出した日本の雄・サッポロビールの「スーパー・ドライ」もスーパー・マーケットなどでよく見かけるが、瓶製品はタイ製なのだが、なぜか缶製品はシンガポール製。
 ちょっと不思議なのは、アジア・パシフィック・ブルワリー社からのライセンス生産である「アンカー・ピルスナー・ビール」はどこにでも売っているのだが、同社のトップ商品である「タイガー・ラガー・ビール」はどこのバーにも置いてあるにもかかわらず、一般の商店ではあまり見かけない。販売戦略なのだろうか?
 スタウト・ビールが多いのもカンボジアの特徴だが、「アンコール・ビール・スタウト」は缶も小瓶もなくなり大瓶だけ。他のメーカーに押されてしまったのだろうか、置いてある店も少なくなった。(2003年2月)





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