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{亜細亜ビール物語}

【韓国のビール事情】


 かつては、韓国でビールといえば東洋麦酒社「OBラガー」のことであった。しかし、日本で「キリン」が「アサヒ」にシェアを逆転されたように、1996年8月に約40年間守り続けてきた首位の座を東洋麦酒社がハイト麦酒社(1993年に社名を「朝鮮麦酒」から「ハイト」に変更した)に明渡し、現在に至っている(1996年上期のシェア、朝鮮麦酒43%・東洋麦酒41%・ジンロクアーズ16%というデーターもある)。1993年アメリカのクアーズ社が韓国最大手の焼酎メーカー眞露社と合弁会社を設立し、三番手としてビール業界に参入したが、1999年秋には撤退してしまった。現在、国内メーカーは二社のみである。今の実際の出荷数量はわからないが、東洋麦酒社の「OBラガー」と「カス」・ハイト麦酒社の「Hite(ハイト)」が人気を三分しているようである。中でも、どこの国でも人気のある生タイプである「カス」は、レストランなどでは一番よく見かける。また、韓国でも日本と同様に法律が改定され、小規模の醸造が可能となり、ソウルでは自家醸造のビールを出すビア・ホールも目立っている。
 韓国のビールの味は全体的にやや軽めだが、中国や東南アジア諸国のものとは味付けがまったく違って日本のビールに近いもので、種類が少ないのは寂しいが日本人にとってはとても飲みやすい。(2004年3月)





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